株式会社ドリーム・アーツ は、2023年10月27日、東証グロース市場に株式を公開する予定の企業です。
銘柄コード:4811
URL:https://www.dreamarts.co.jp/
「Ⅰの部」から事業内容を分析し、その成長性を探ります。
【事業の概要】
大企業向けのSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)の提供が主たる業務であると読み取ることができます。
事業セグメントは、①クラウド(cloud)事業、②オンプレミス事業、③プロフェッショナルサービス事業の三つに区分しており、以下のようなプロダクトを提供していると述べています。
- ①クラウド事業(SaaS)
- SmartDB(ノーコード開発ツール)
- InsuiteX(社内ポータル構築ツール)
- Shopらん(チェーンストア向け情報共有ツール)
- DCR(特定顧客向け開発運用一体型クラウドサービス)
- ②オンプレミス事業(パッケージソフトウェア)
- SmartDB
- INSUITE
- ③プロフェッショナルサービス事業(①と②のシステム開発・改修、導入支援など)
SaaSとは、ソフトウェアが稼働するコンピュータやネットワーク環境等を提供者側が用意し、利用者は使用料を支払い、インターネット等のネットワークを通してそのソフトウェアを利用する、というソフトウェアの一つの利用形態を指します。
ノーコード開発ツールとは、アプリケーション(・ソフトウェア)を開発する際に、プログラミングを不要とする開発ツールです。
SmartDBの使用料は、他製品とセットで利用した場合の想定として、一人当たり月額2千円であるということが、市場規模予測の文章から読み取ることができました。
【経営戦略の概要】
洞察を得ることができませんでした。
【筆者コメント】
従業員1000人以上の大企業向けプロダクトということで、ホームページにおける活用事例などの資料も、ダウンロードではなく、問い合わせを挟む形をとっています。利用料金も問い合わせが必要です。
広告出稿等でホームページに誘導し、資料請求の問い合わせで見込み顧客を獲得するという営業の仕組みは確立されていると理解しました。
大企業向け営業が一巡した後に、中小企業向けプロダクトを開発し、参入すると推測します。
その際、一社一社に営業対応するわけにはいかないでしょうから、仕組みづくりが大事になってくると思います。